I’m sorry to hear that / that’s too bad 違い|相手を気づかう英語の使い分け

英語で相手を気づかうとき、
I’m sorry to hear thatThat’s too bad はどちらも「それは残念ですね」「お気の毒に」という場面で使えます。

ただし、この2つは同じ意味ではありません

一番大きな違いは、
相手への寄り添い方の強さと、言い方が与える印象です。

先に結論を言うと、迷ったときは I’m sorry to hear that を選ぶほうが安全です。
一方で That’s too bad は軽い残念ごとには自然ですが、場面によっては少しあっさり、場合によっては冷たく聞こえることがあります。

この記事では、初心者の方にもわかるように、

  • 2つの表現の意味の違い
  • どんな場面で使い分けるか
  • 不自然になりやすい例
  • もっと気づかいが伝わる言い換え

を、例文つきでわかりやすく整理します。

目次

I’m sorry to hear that と that’s too bad の違いを一言でいうと

I’m sorry to hear that は、
「それを聞いて心が痛みます」「お気の毒に思います」 という、共感寄りの表現です。

それに対して That’s too bad は、
「それは残念だね」「それはついてなかったね」 という、出来事への感想寄りの表現です。

つまり、

  • 相手の気持ちに寄り添うなら → I’m sorry to hear that
  • 軽い残念さを伝えるなら → That’s too bad

と考えるとわかりやすいです。

I’m sorry to hear that の意味と使い方

謝っているのではなく、気の毒に思っている

英語の sorry は「ごめんなさい」だけではありません。
この表現の sorry は、謝罪ではなく同情や共感を表しています。

そのため、I’m sorry to hear that は直訳すると
「それを聞いて残念に思います」
ですが、自然な日本語では

  • それはお気の毒に
  • それは大変でしたね
  • それは残念でしたね

のようなニュアンスになります。

英語学習の初期には「自分のせいじゃないのに、なぜ sorry を使うの?」と感じやすいですが、ここでの sorry相手のつらさに心を寄せる言葉です。

深刻な話や丁寧に伝えたい場面で使いやすい

I’m sorry to hear that は、比較的フォーマルでも使いやすく、
仕事でも日常会話でも使える便利な表現です。

たとえば、次のような場面に向いています。

  • 試験に落ちた
  • 体調を崩した
  • 仕事でつらいことがあった
  • 家族の不幸があった
  • 大切なものを失くした

相手の話が重めであるほど、こちらの表現のほうが自然です。

例文で感覚をつかもう

A: I didn’t pass the exam.
B: I’m sorry to hear that.

A: My grandfather passed away last week.
B: I’m so sorry to hear that.

A: I’ve been having a really hard time at work.
B: I’m sorry to hear that.

ポイントは、相手の気持ちを受け止める姿勢が出ることです。
短い一言でも、思いやりが伝わりやすい表現です。

that’s too bad の意味と使い方

軽めの「それは残念だね」に向いている

That’s too bad は、日常会話でよく使われる表現です。
意味としては、

  • それは残念だね
  • それはついてなかったね
  • ああ、それは気の毒だね

に近いです。

ただし、I’m sorry to hear that よりも、
出来事そのものへの反応という感じが強めです。

そのため、深く寄り添うというよりは、
軽く受け止めて返す一言として使われやすい表現です。

使いやすい場面

次のような比較的軽い残念ごとには自然です。

  • 行きたかったイベントが中止になった
  • 予定が合わなくなった
  • 欲しい物が売り切れていた
  • 試合に負けた
  • パーティーに来られなくなった

例文を見てみましょう。

A: I can’t make it to the party tonight.
B: That’s too bad.

A: The concert was canceled.
B: That’s too bad.

A: They were sold out when I got there.
B: That’s too bad.

このくらいの軽さなら、自然に聞こえます。

言い方によっては冷たく聞こえることがある

ここが大事なポイントです。

That’s too bad は、
声のトーンや表情が弱いと、突き放した感じに聞こえることがあります。

日本語でも、
「へえ、それは残念だね」
が本当に気づかっているようにも、適当に流しているようにも聞こえることがありますよね。
それと似ています。

特に、相手の話が深刻なのに That’s too bad だけで返すと、
少し他人事っぽい印象になることがあります。

さらに英語では、文脈によっては Too bad.
「残念だったね。でも仕方ないね」
「知らないよ」
のような皮肉っぽい響きを持つこともあります。

そのため、深刻な内容では慎重に使ったほうが安心です。

I’m sorry to hear that と that’s too bad の比較表

スクロールできます
表現基本ニュアンス向いている場面丁寧さ注意点
I’m sorry to hear that相手に寄り添う、気の毒に思う悪い知らせ全般、深刻な話、仕事の場面高めほぼ安全に使える
That’s too bad軽い残念さを伝える軽い失敗、不便、予定変更ふつう深刻な話だと軽く聞こえることがある

迷ったときは、まず I’m sorry to hear that を選べば大きく外しにくいです。

場面別|どう使い分けるのが自然か

試験に落ちた

A: I failed the test.
B: I’m sorry to hear that.

この場面で That’s too bad でも文法的には問題ありません。
ただ、相手がかなり落ち込んでいそうなら、I’m sorry to hear that のほうがやさしく聞こえます。

イベントや予定がダメになった

A: The picnic got canceled because of the rain.
B: That’s too bad.

このくらいの軽さなら That’s too bad が自然です。
会話でも使いやすい場面です。

体調不良

A: I’ve been sick all week.
B: I’m sorry to hear that.

体調や家族の事情など、本人がしんどい思いをしている話には、
I’m sorry to hear that のほうが無難です。

家族の不幸

A: My aunt passed away.
B: I’m so sorry to hear that.

この場面では That’s too bad は避けたほうがよいです。
より自然に気づかうなら、

  • I’m so sorry to hear that.
  • I’m sorry for your loss.

のほうが適しています。

もっと自然に気づかいを伝える言い方

相手を本当に気づかいたいなら、
一言で終わらせず、もう一歩だけ言葉を足すのがおすすめです。

I’m sorry to hear that のあとに足しやすい表現

  • Are you okay?
    大丈夫ですか。
  • That must be hard.
    それはつらいですね。
  • I hope things get better soon.
    早くよくなるといいですね。
  • Let me know if I can help.
    何かできることがあれば言ってください。

例文にすると、こんな感じです。

A: I lost my job yesterday.
B: I’m sorry to hear that. That must be really hard.

A: My mother is in the hospital.
B: I’m sorry to hear that. I hope she gets better soon.

これだけで、機械的な返事ではなく、相手を思っている感じがぐっと強くなります。

that’s too bad をやわらかくする言い方

That’s too bad を使う場合も、後ろに一言添えると印象がよくなります。

  • That’s too bad. I was really looking forward to it.
  • That’s too bad. Maybe next time.
  • That’s too bad. I hope it works out.

これなら、ぶっきらぼうに聞こえにくくなります。

よくある間違い

sorry を「謝罪」とだけ覚えてしまう

学校英語では sorry = ごめんなさい と覚えがちですが、
実際には 「残念に思う」「気の毒に思う」 という意味でもよく使われます。

そのため、I’m sorry to hear that は謝罪ではなく、
共感の定番フレーズとして覚えるのが大切です。

深刻な話に that’s too bad だけで返してしまう

たとえば、

  • 家族が亡くなった
  • 病気が見つかった
  • 仕事を失った

のような話に That’s too bad. だけで返すと、
やや軽く聞こえる可能性があります。

こうした場面では、

  • I’m sorry to hear that.
  • I’m so sorry.
  • I’m sorry for your loss.

のほうが自然です。

that’s bad と言ってしまう

That’s too bad は一まとまりの言い方です。
too が入ることで「それは残念だね」という自然な定番表現になります。

一方、That’s bad は意味がかなり変わり、
単に「それは悪い」「それはひどい」という響きになりやすいので、
言いたいことが「残念だね」である場合は That’s too bad を使いましょう。

迷ったときの選び方

初心者の方は、次の基準で覚えると実用的です。

相手をしっかり気づかいたいとき

I’m sorry to hear that

軽い残念ごとにサッと返すとき

That’s too bad

深刻な話・仕事・あまり親しくない相手

I’m sorry to hear that

身内の不幸に対して

I’m sorry for your loss

この4つを押さえるだけでも、かなり自然になります。

例文で最終確認

次の返し方を比べてみましょう。

1. 行きたかった映画が中止になった

A: The movie was canceled.
B: That’s too bad.

自然です。軽い残念さに合っています。

2. 祖父が亡くなった

A: My grandfather passed away.
B: I’m so sorry to hear that.

こちらが自然です。
That’s too bad だと軽く感じられるおそれがあります。

3. 試験に落ちた

A: I didn’t get into the program.
B: I’m sorry to hear that.

相手が落ち込んでいそうなら、こちらがよりやさしい返しです。

4. パーティーに来られなくなった

A: I can’t come tonight.
B: That’s too bad. Maybe next time.

軽い場面では自然です。
後ろに一言足すと感じがよくなります。

まとめ

I’m sorry to hear thatThat’s too bad の違いは、
共感の深さにあります。

I’m sorry to hear that は、
相手のつらさや残念さに気持ちを寄せる表現です。
深刻な話や丁寧に伝えたい場面では、こちらが向いています。

一方、That’s too bad は、
軽い残念ごとに対して使いやすい日常的な一言です。
ただし、場面によっては軽く聞こえるので注意が必要です。

迷ったら、まずは I’m sorry to hear that を使いましょう。
そして、余裕があれば

  • Are you okay?
  • That must be hard.
  • I hope things get better soon.

のような一言を足すと、英語でもしっかり気づかいが伝わります。

この記事を書いた人

英語表現の意味・違い・使い分け、英語例文・英語メール・会話フレーズ、英会話のコツ・勉強法、英検・TOEIC・TOEFLの対策方法、英語学習アプリ・オンライン英会話・英語コーチングなどの情報を発信しています。
自身の英語学習経験と、教材・学習サービスの利用経験をもとに、初心者にもわかりやすく、実際に役立つ情報を重視して記事を作成しています。記事は辞書・公式情報・教材情報などを確認し、必要に応じて内容を更新しています。

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