とりあえず 英語|for now など自然な言い換えを解説

とりあえず」は、日本語ではとても便利な言葉です。
ただ、英語では いつでも for now で置き換えられるわけではありません。

実際は、

  • 今はそうしておく
  • まずはこれから始める
  • その間だけ対応する
  • 暫定的に決める

というように、「とりあえず」が何を言いたいのかで英語が変わります。

この記事では、初心者の方でも迷わないように、「とりあえず」の意味を場面ごとに分けて、自然な英語表現をまとめて解説します。
会話ですぐ使える例文も多めに入れているので、そのまま覚えて使えます。

目次

とりあえず 英語の結論

先に結論をいうと、「とりあえず」は次のように使い分けると自然です。

スクロールできます
日本語の「とりあえず」自然な英語ニュアンス
今はそうしておくfor nowとりあえず今は
当面そうしておくfor the time being当分の間、しばらくは
いったん今だけfor the moment今この時点では
まずはfirst / first of all最初に、手始めに
まずこれから始めようto start with / start with最初の一歩として
その間はin the meantimeその間に、それまでは
暫定的にtentatively後で変わる可能性あり
とにかく / それはさておきanyway話を進める感じ

✅ ポイントは、「とりあえず」を1語で覚えようとしないことです。
英語では、場面ごとに言い換える方がずっと自然です。

とりあえず 英語でいちばん使いやすいのは for now

もっとも使いやすいのは for now です。
意味は、「今のところは」「とりあえず今は」 です。

for now が合う場面

  • 今だけの方針を伝える
  • 後で変わるかもしれない
  • とりあえず今はこれで十分と言いたい

例文

I’ll stay home for now.
とりあえず今は家にいます。

Let’s use this table for now.
とりあえず今はこの表を使いましょう。

That’s enough for now.
とりあえず今はそれで十分です。

I’m okay for now.
とりあえず今は大丈夫です。

for now のコアイメージ

for now = 今はそうするけれど、後で変わる可能性がある
この感覚を押さえると、かなり使いやすくなります。

たとえば、

  • とりあえず今は保留
  • とりあえず今はこの案で進める
  • とりあえず今は様子を見る

こうした場面では、for now がとても自然です。

for the time being は「当面は」に近い

for the time being は、for now よりも少しかためで、
「当面の間は」「しばらくは」 という感じがあります。

日常会話でも使えますが、説明っぽい文ビジネス寄りの文で特に相性がいい表現です。

例文

We’ll use the old system for the time being.
当面の間は旧システムを使います。

I’m living with my parents for the time being.
当分の間、実家に住んでいます。

Let’s keep it this way for the time being.
とりあえず当面はこのままにしておきましょう。

for now との違い

ざっくり言うと、次のように考えるとわかりやすいです。

  • for now
    会話で使いやすい。軽め。
    「とりあえず今は」
  • for the time being
    少しかため。期間が少し長く感じられる。
    「当面は」

迷ったら、日常会話では for now を先に覚えておけば十分です。

for the moment は「今この時点では」

for the moment も「とりあえず」と訳せることがあります。
ただし感覚としては、今この瞬間・現時点では に近い表現です。

例文

Everything is fine for the moment.
とりあえず今のところは順調です。

Let’s leave it there for the moment.
とりあえず今はそこまでにしましょう。

for now と似ていますが、今の時点に意識が向きやすい表現です。
日常会話では for now の方が使いやすいと感じる人が多いです。

「とりあえず=まずは」の英語は first や start with が自然

日本語の「とりあえず」には、
「まずは」「ひとまず最初に」 という意味もあります。

この場合、for now よりも firststart with の方が自然です。

first / first of all

first はとても基本的で使いやすい表現です。

First, let’s check the schedule.
とりあえず、まずは予定を確認しましょう。

First of all, thank you for coming today.
まずは本日お越しいただきありがとうございます。

「とりあえず確認しよう」「とりあえずこれからやろう」は、
first で言う方がすっきり自然です。

start with / to start with

何かを最初の一手として始めるなら、こちらも便利です。

Let’s start with the easy part.
とりあえず簡単なところから始めましょう。

We’ll start with two coffees.
とりあえずコーヒーを2つお願いします。

To start with, I’ll explain the basics.
とりあえず最初に基本から説明します。

「とりあえずビール」は英語でどう言う?

日本語の「とりあえずビール」は、そのまま for now で訳すより、
注文の流れに合った英語にすると自然です。

自然な言い方

  • We’ll start with beer.
  • Let’s start with a beer.
  • Can we get two beers to start?

不自然になりやすい言い方

  • We’ll have beer for now.

文法的に完全に間違いとは言いませんが、
飲食店では start withto start を使う方が自然です。

🍺 つまり、「とりあえずビール」は
“今はビール” というより “まずはビールから” と考えると英語にしやすくなります。

「とりあえずその間は」は in the meantime

「結果が出るまで」「本決まりになるまで」など、
何かを待っている間の“とりあえず”in the meantime がぴったりです。

例文

Your computer will arrive on Friday. In the meantime, you can use mine.
パソコンは金曜日に届きます。それまでの間は、とりあえず私のを使ってください。

We’re waiting for approval. In the meantime, let’s prepare the documents.
承認待ちです。その間はとりあえず資料を準備しましょう。

これは for now とは少し違って、
「ある出来事までの間」 を意識する表現です。

ビジネスで「とりあえず」は tentatively も便利

仕事で「とりあえず予定を入れておく」「暫定的に決める」と言いたいときは、
tentatively がとても便利です。

例文

I’ve tentatively scheduled the meeting for Friday.
とりあえず会議は金曜日で入れてあります。

Let’s tentatively go with Plan A.
とりあえず案Aで進めましょう。

This date is tentative.
この日程は仮です。

for now との違い

  • for now
    今はそうしておく
  • tentatively
    仮にそう決めておく

つまり、方針や状態なら for now、
予定や決定が仮置きなら tentatively が合いやすいです。

anyway は「とりあえず」の万能訳ではない

ここは大事です。
anyway は便利ですが、「とりあえず」の全部に使えるわけではありません。

anyway は主に、

  • とにかく
  • いずれにせよ
  • それはさておき

という意味で使われます。

例文

It might be difficult, but let’s try it anyway.
難しいかもしれないけど、とりあえずやってみよう。

Anyway, let’s move on to the next topic.
とりあえず次の話題に行きましょう。

このように、話を前に進める感じの「とりあえず」には使えます。
ただし、

  • とりあえず今は家にいる
  • とりあえず保留にする
  • とりあえずこの案で進める

のような文では、anyway より for now の方が自然です。

⚠️ 「とりあえず = anyway」ではない
ここは初心者がつまずきやすいポイントです。

実は just が自然なことも多い

会話では、「とりあえず」を無理に直訳せず、
just を使った方が自然になることもよくあります。

例文

Just sit here for now.
とりあえずここに座ってて。

I’ll just send it now.
とりあえず今送っておくね。

Let’s just try this one first.
とりあえずこれを先に試そう。

日本語では「とりあえず」と言っていても、
英語では just / first / for now に分かれることが多いです。
これがわかると、英作文がかなり自然になります。

とりあえず 英語の場面別フレーズ集

ここでは、そのまま使いやすい形でまとめます。

日常会話で使いやすい表現

  • For now, let’s wait.
    とりあえず今は待とう。
  • I’m fine for now.
    とりあえず今は大丈夫です。
  • Let’s start with this.
    とりあえずこれから始めよう。
  • Just leave it here for now.
    とりあえずここに置いておいて。
  • We can talk about it later, but for now let’s eat.
    その話は後でできるけど、とりあえず今は食べよう。

ビジネスで使いやすい表現

  • For now, we’ll proceed with the current plan.
    とりあえず現行案で進めます。
  • We’ll use this version for the time being.
    当面はこの版を使います。
  • The meeting is tentatively set for next Tuesday.
    会議はとりあえず来週火曜日予定です。
  • In the meantime, please review the document.
    その間に資料の確認をお願いします。
  • That should do for now.
    とりあえず今はそれで大丈夫です。

飲食店やカジュアルな場面で使いやすい表現

  • We’ll start with drinks.
    とりあえず飲み物からお願いします。
  • Can we get two beers to start?
    とりあえずビールを2つください。
  • Let’s just order something simple for now.
    とりあえず何か簡単なものを頼もう。

for now と so far の違い

この2つは混同しやすいですが、意味は違います。

for now

今はそうしておく。今後は変わるかもしれない。

I’ll stay here for now.
とりあえず今はここにいます。

so far

ここまでのところ。今までの時点では。

So far, everything is going well.
今のところは順調です。

つまり、

  • for now は「今から先の当面」
  • so far は「過去から今まで」

という違いがあります。

「今のところ大丈夫です」を言いたいときでも、
“これまでの経過” を言うのか、 “今の一時的な状態” を言うのか で変わります。

「とりあえず」を英語にするときのコツ

最後に、迷ったときの考え方をまとめます。

1. まず意味を分ける

「とりあえず」が

  • 今はそうしておく
  • まずは
  • その間は
  • 仮で決める
  • とにかく進める

のどれかを考えるだけで、かなり選びやすくなります。

2. 迷ったら for now を基準にする

日常会話なら、
「今はそうしておく」系のとりあえず は for now でかなり対応できます。

3. 直訳にこだわりすぎない

英語では、「とりあえず」という1語にまとめずに、

  • for now
  • first
  • just
  • in the meantime
  • tentatively

のように分けた方が自然です。

この発想を持つと、会話でも英作文でも伝わりやすくなります。

まとめ

「とりあえず」の英語は、for now だけでは足りません。
大切なのは、その「とりあえず」が何を意味しているかを見極めることです。

覚え方としては、まず次の5つを押さえるのがおすすめです。

  • for now = とりあえず今は
  • for the time being = 当面は
  • start with / first = まずは
  • in the meantime = その間は
  • tentatively = 仮に・暫定的に

この5つが使い分けられるようになると、日本語の「とりあえず」をかなり自然に英語で言えるようになります。

英語では、1語の置き換えより、場面に合った言い換えの方が大切です。
「とりあえず」を見たら、まずは 意味を分ける
これを意識するだけで、表現の自然さが一気に上がります。

この記事を書いた人

英語表現の意味・違い・使い分け、英語例文・英語メール・会話フレーズ、英会話のコツ・勉強法、英検・TOEIC・TOEFLの対策方法、英語学習アプリ・オンライン英会話・英語コーチングなどの情報を発信しています。
自身の英語学習経験と、教材・学習サービスの利用経験をもとに、初心者にもわかりやすく、実際に役立つ情報を重視して記事を作成しています。記事は辞書・公式情報・教材情報などを確認し、必要に応じて内容を更新しています。

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