「feel like」は、英会話でとてもよく使われる表現です。
中学校で習う want to は知っていても、
I feel like … になると「どう訳すの?」「何を後ろに置けばいいの?」と迷う人は少なくありません。
結論からいうと、feel like は「今、その気分だ」「なんとなくそうしたい」という感覚を自然に伝える表現です。
たとえば、
- I feel like going for a walk.
散歩に行きたい気分だな - I feel like some coffee.
コーヒーが飲みたいな - I don’t feel like going out today.
今日は出かける気分じゃない
このように、強い意志というより、その場の気分や感覚をやわらかく言えるのが feel like の便利なところです。
この記事では、feel like の意味・使い方・want to との違い・自然な会話例・よくある間違いまで、初心者にもわかるようにまとめて解説します。
feel like の意味
まずは、いちばん大事な意味から押さえましょう。
feel like doing で「〜したい気分」「〜したい」
feel like + 動詞の ing 形 で、
「〜したい気分だ」「〜したい」という意味になります。
例文を見てみましょう。
- I feel like eating ramen tonight.
今夜はラーメンが食べたい気分です。 - I feel like taking a nap.
昼寝したい気分です。 - Do you feel like going out?
出かけたい気分?
ここで大事なのは、to不定詞ではなく ing 形を使うことです。
× I feel like to eat ramen.
これは不自然です。
正しくは、
○ I feel like eating ramen.
とします。
feel like + 名詞 で「〜がほしい」「〜の気分」
feel like + 名詞 になると、
「〜がほしい」「〜の気分だ」という意味で使えます。
- I feel like some chocolate.
チョコが食べたい気分です。 - I feel like coffee.
コーヒーが飲みたい気分です。 - I feel like Chinese food today.
今日は中華の気分です。
この形は、日本語にきっちり一語で訳すよりも、
「今日はそれを欲している感じ」と考えるとわかりやすいです。
don’t feel like で「〜する気がしない」「気分じゃない」
否定になると、日常会話でかなり使いやすくなります。
- I don’t feel like cooking tonight.
今夜は料理する気がしない。 - I don’t feel like talking right now.
今は話す気分じゃない。 - I don’t feel like it today.
今日はそんな気分じゃない。
英会話では、I don’t feel like it. をそのまま覚えておくと便利です。
何かに誘われたときや、やる気が出ないときに自然に使えます。
feel like の基本的な使い方
ここでは、形を整理しておきます。
基本はこの2パターン
| 形 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| feel like + 動詞ing | 〜したい気分、〜したい | I feel like staying home. |
| feel like + 名詞 | 〜がほしい、〜の気分 | I feel like pizza. |
まずはこの2つを覚えれば十分です。
よく使う文の形
肯定文
- I feel like watching a movie.
映画を観たい気分です。 - She feels like a break.
彼女は休憩したい気分です。
否定文
- I don’t feel like studying tonight.
今夜は勉強する気がしません。 - He doesn’t feel like going anywhere.
彼はどこにも行く気分じゃありません。
疑問文
- Do you feel like taking a walk?
散歩したい気分? - Do you feel like pizza or pasta?
ピザとパスタ、どっちの気分?
feel like it の it は何を指すのか
I don’t feel like it. の it は、前に出た行動や提案をまとめて受ける言い方です。
たとえば、
- Let’s go out tonight.
- Hmm, I don’t feel like it.
この場合の it は、
「今夜出かけること」を指しています。
英語では、同じ内容を繰り返さず、it で受けると自然です。
feel like と want to の違い
日本語ではどちらも「〜したい」と訳せるので、違いがあいまいになりがちです。
ただ、会話の感覚では使い分けるとかなり自然になります。
feel like は「その気分」
feel like は、その場の気分・感覚・なんとなく湧いてくる欲求を表すときにぴったりです。
- I feel like going for a walk.
散歩したい気分だな
この文には、
「今なんとなくそうしたい」
という軽さがあります。
want to は「はっきりそうしたい」
一方、want to は、よりストレートに
「〜したい」という希望を言う表現です。
- I want to go for a walk.
散歩に行きたい
こちらは、気分というより意志が少しはっきりしています。
would like to はより丁寧
丁寧さを意識するなら、would like to も重要です。
- I’d like to speak with the manager.
支配人の方とお話ししたいです。 - I’d like to ask a question.
質問したいです。
会話でざっくり整理すると、次のイメージです。
| 表現 | ニュアンス | 使いやすい場面 |
|---|---|---|
| feel like | 〜したい気分 | 日常会話、今の気分 |
| want to | 〜したい | 希望をはっきり言う |
| would like to | 〜したいです | 丁寧に言いたいとき |
迷ったときの使い分け
次のように考えると使いやすいです。
- 今の気分を言いたい → feel like
- やりたいことをはっきり言いたい → want to
- 丁寧に言いたい → would like to
たとえば、同じ「コーヒーが飲みたい」でも、
- I feel like coffee.
コーヒーの気分だな - I want some coffee.
コーヒーが欲しい - I’d like some coffee, please.
コーヒーをお願いします
という違いが出ます。
feel like を使った自然な会話例
ここからは、実際の会話でどう使うのかを見ていきましょう。
そのまま使える形で覚えるのがおすすめです。
友達との会話で使う feel like
A: What do you want to do tonight?
B: I feel like watching something funny.
A: Sounds good.
(A:今夜何したい?)
(B:何か面白いものを観たい気分。)
(A:いいね。)
この watch something funny のように、
feel like + ing の後ろを具体的にすると会話が自然になります。
食べ物の話で使う feel like
A: What do you feel like for dinner?
B: I feel like sushi today.
A: Great, let’s order some.
(A:夕飯、何の気分?)
(B:今日は寿司の気分。)
(A:いいね、頼もう。)
食べ物では What do you feel like … ? がとても便利です。
よく使う形は次のとおりです。
- What do you feel like eating?
何が食べたい気分? - What do you feel like for lunch?
昼ごはん何の気分? - I feel like something spicy.
何か辛いものが食べたい気分。
気が乗らないときの feel like
A: Do you want to go out?
B: Not really. I don’t feel like going anywhere today.
(A:出かけたい?)
(B:あんまり。今日はどこにも行く気がしない。)
I don’t feel like … は、
やわらかく断ったり、今の気分を正直に伝えたりするときに便利です。
軽く誘うときの feel like
Do you feel like getting some coffee?
コーヒーでも飲みに行く気分?
Do you feel like taking a break?
少し休憩したい気分?
Do you feel like talking about it?
そのこと、話したい気分?
この形は、相手の気持ちを押しつけずに聞けるので自然です。
そのまま使える feel like の定番フレーズ
ここでは、覚えておくとすぐ使える表現をまとめます。
日常会話でよく使うフレーズ
- I feel like going home.
帰りたい気分です。 - I feel like sleeping all day.
一日中寝ていたい気分です。 - I feel like doing nothing today.
今日は何もしたくない気分です。 - I feel like having a drink.
何か飲みたい気分です。 - I feel like taking a shower.
シャワーを浴びたい気分です。 - I feel like listening to music.
音楽を聴きたい気分です。 - I feel like staying in tonight.
今夜は家にいたい気分です。
使いやすい否定フレーズ
- I don’t feel like cooking.
料理する気がしない。 - I don’t feel like studying.
勉強する気がしない。 - I don’t feel like going out.
出かける気がしない。 - I don’t really feel like it.
あまりそんな気分じゃない。 - I don’t feel like talking right now.
今は話す気分じゃない。
返答で使えるフレーズ
- Yeah, I feel like it.
うん、そんな気分。 - Not really.
いや、そこまででもない。 - Maybe later.
あとでならいいかも。 - I’m not in the mood.
その気分じゃない。
I’m in the mood for … も、feel like に近い便利表現です。
言い換えまで覚えると、会話の幅が広がります。
feel like でよくある間違い
ここは特につまずきやすいところです。
feel like の後ろに to do は置かない
いちばん多い間違いがこれです。
× I feel like to eat pizza.
○ I feel like eating pizza.
feel like の後ろは ing 形 と覚えておきましょう。
feel like と feel like + 文 は意味が違う
ここは初心者が混乱しやすいポイントです。
- I feel like going home.
帰りたい気分だ - I feel like I’m getting sick.
具合が悪くなってきた気がする
前者は欲求・気分、後者はそう感じる・そんな気がするです。
つまり、feel like には
「〜したい気分」という意味だけでなく、
「〜のような気がする」という使い方もあります。
この違いは、後ろの形を見れば判断しやすいです。
| 形 | 意味 |
|---|---|
| feel like + 動詞ing / 名詞 | 〜したい気分、〜がほしい、〜の気分 |
| feel like + 主語 + 動詞 | 〜のような気がする |
名詞のときは訳し方をやわらかくする
たとえば、
I feel like pizza.
これを機械的に「私はピザみたいに感じる」と訳すとおかしくなります。
ここでは pizza は「食べたいもの」として出ているので、
今日はピザの気分
ピザが食べたい気分
と訳すのが自然です。
feel like を自然に使うコツ
最後に、会話で不自然になりにくいコツをまとめます。
「今の気分」を言うときに使う
feel like は、長期的な夢や目標より、
今この瞬間の気分を言うときに向いています。
- I feel like taking a walk.
今、散歩したい気分 - I feel like changing my hair color.
髪色を変えたい気分
「今そう感じている」という軽さが出せます。
today / tonight / right now をつけると自然
気分を言う表現なので、時間の言葉と相性がいいです。
- I feel like sushi today.
- I don’t feel like cooking tonight.
- I feel like talking right now.
today / tonight / right now をつけるだけで、かなり自然な会話になります。
まずは短い文で使う
いきなり長い文を作ろうとすると、使いにくくなります。
最初は次の型から練習するのがおすすめです。
- I feel like eating …
- I feel like going …
- I feel like watching …
- I don’t feel like …
- Do you feel like … ?
この5つだけでも、日常英会話ではかなり役立ちます。
まとめ
feel like は、「〜したい気分」「〜の気分」を自然に言える便利な表現です。
ポイントを最後に整理します。
- feel like + 動詞ing で「〜したい気分」
- feel like + 名詞 で「〜がほしい」「〜の気分」
- don’t feel like で「〜する気がしない」
- want to より、気分や感覚をやわらかく言いやすい
- feel like + 主語 + 動詞 は「〜のような気がする」で別の意味になる
- feel like の後ろに to do は置かない
迷ったら、まずはこの3文をそのまま使ってみてください。
- I feel like taking a break.
- I feel like some coffee.
- I don’t feel like going out today.
この3つが自然に出るようになるだけでも、英会話はかなりこなれて聞こえます。
