英語の pretty は、学校英語では「かわいい」で覚えやすい単語ですが、実際の会話ではそれだけでは足りません。
日常英会話では、むしろ 副詞の pretty がとてもよく使われます。
たとえば pretty good / pretty sure / pretty much などは、ネイティブの会話で頻出です。
まずは、全体像をつかみましょう。
| 使い方 | 品詞 | 主な意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| She is pretty. | 形容詞 | きれい、かわいい、感じがよい | 彼女はきれいだね |
| It’s pretty cold. | 副詞 | かなり、けっこう、わりと | かなり寒いね |
| I’m pretty sure. | 副詞 | かなり確か、たぶんそう | たぶんそうだと思う |
| We’ve pretty much finished. | 句 | ほぼ、だいたい | ほぼ終わった |
この記事では、「pretty=かわいい」だけで終わらせない理解 を目指して、意味の違い・ニュアンス・例文・注意点までまとめて解説します。
prettyの意味は「かわいい」だけではない
形容詞のprettyは「きれい」「すてき」「見た目が感じよい」
形容詞の pretty は、単純に「かわいい」と訳されることが多いですが、実際にはそれより少し広い言葉です。
日本語にすると、次のような訳がしっくりきます。
- かわいい
- きれい
- すてき
- 愛らしい
- 見た目が感じよい
たとえば、a pretty dress は「かわいい服」でもよいですが、場面によっては 「すてきな服」 や 「きれいな服」 のほうが自然です。
つまり、pretty は
「派手に美しい」というより、見た目がやわらかく好ましい
というイメージでとらえるとわかりやすいです。
人以外にも使える
pretty は人だけでなく、物・景色・名前・花・部屋 などにも使えます。
たとえば、こんな使い方です。
- a pretty flower
きれいな花 - a pretty view
すてきな景色 - a pretty room
感じのよい部屋
このため、pretty を見たら毎回「かわいい」と機械的に訳すのではなく、
「見た目や印象がよい」と広めに考える のがコツです。
cute・beautifulとの違い
似た単語との違いも、よく検索されるポイントです。
cute は、
赤ちゃん・動物・小物などの 「愛らしさ」 が強い単語です。
beautiful は、
「とても美しい」 という、より強いほめ言葉です。
それに対して pretty は、その中間あたりで、
「きれいで感じがいい」「上品でかわいらしい」 という印象を出しやすい単語です。
ざっくり整理すると、こんなイメージです。
| 単語 | ニュアンス |
|---|---|
| cute | 愛らしい、かわいい |
| pretty | きれいで感じがよい、上品でかわいらしい |
| beautiful | とても美しい |
副詞prettyの意味は「かなり」「けっこう」「わりと」
会話でよく使うのは副詞のpretty
英語学習者が見落としやすいのが、副詞としての pretty です。
この pretty は、後ろの語を強めるように見えて、実際には very ほど強くない のが特徴です。
日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。
- かなり
- けっこう
- わりと
- まあまあ
たとえば、
- It’s pretty cold.
かなり寒い - She’s pretty busy today.
彼女は今日はけっこう忙しい - I’m pretty tired.
けっこう疲れている
このように、強すぎず弱すぎない便利な副詞 として使われます。
veryとの違いは「強さ」と「やわらかさ」
very は、はっきり強める言い方です。
一方、pretty は少しやわらかく、控えめです。
たとえば、
- very good
とても良い - pretty good
かなり良い/まあまあ良い/わりと良い
場面によっては pretty good が
「悪くない」「思ったより良い」
くらいの、少し控えめな響きになることもあります。
この違いを知らないと、
強く褒めたつもりで、実は少し弱く聞こえる
ことがあるので注意が必要です。
prettyは「言い切りをやわらげる」ときにも便利
副詞の pretty には、単に程度を表すだけでなく、
断定を少しやわらげる働き もあります。
たとえば、
- I’m pretty sure.
かなりそう思う/たぶんそうだと思う - It’s pretty likely.
かなりありそうだ - He’s pretty good at it.
彼はそれがかなり得意だ
このように、言い切りすぎない自然な会話 を作りやすいのが pretty の強みです。
英会話で使いやすいのは、この「ちょうどよさ」にあります。✨
prettyのよくある表現と意味
pretty good
pretty good は非常によく出ます。
意味は文脈によって、
- まあまあ良い
- けっこう良い
- わりと良い
- なかなか良い
のように訳せます。
例文
- How are you?
I’m pretty good.
元気?
まあまあ元気だよ - The movie was pretty good.
その映画、けっこう良かったよ
強い絶賛というより、
「悪くない」「十分いい」
という自然な返答で使われやすい表現です。
pretty sure
pretty sure は、会話でも文章でも使いやすい定番です。
意味は、
- かなり確信している
- たぶんそうだと思う
- ほぼそうだと思う
という感じです。
例文
- I’m pretty sure he already knows.
彼はもう知っていると思うよ - I’m pretty sure this is the right way.
こっちの道で合っていると思う
I’m sure より少しやわらかく、
言い切りを避けたいとき に便利です。
pretty soon
pretty soon は、
「かなり早く」ではなく「わりとすぐ」「そのうちすぐ」
という意味で使われます。
例文
- I’ll be back pretty soon.
わりとすぐ戻るよ - You’ll get used to it pretty soon.
すぐ慣れるよ
pretty much
pretty much は、会話でとてもよく使う表現です。
意味は 「ほぼ」「だいたい」「ほとんど」 です。
例文
- We’ve pretty much finished.
ほぼ終わった - They’re pretty much the same.
それらはほとんど同じだよ - That’s pretty much it.
だいたいそんなところです
会話を自然に締めたり、ざっくりまとめたりするときに便利です。
pretty well
pretty well もよく見かけます。
意味は文脈によって、次の2つに分かれます。
- かなりうまく
- ほとんど、だいたい
例文
- She speaks English pretty well.
彼女は英語をかなり上手に話す - I know him pretty well.
彼のことはかなりよく知っている
prettyの使い方を例文で確認しよう
形容詞のpretty
- She looks pretty in that dress.
彼女、そのドレスがよく似合っていてきれいだね - That’s a pretty little town.
すてきな小さな町だね - Your garden is so pretty.
あなたの庭、とても感じがいいね
ここでは pretty = 見た目が感じよい と考えると自然です。
副詞のpretty+形容詞
- I’m pretty tired today.
今日はけっこう疲れている - It’s pretty expensive.
それはかなり高い - The test was pretty difficult.
そのテストはわりと難しかった
この型は、英会話で非常によく使います。
副詞のpretty+副詞
- She ran pretty quickly.
彼女はかなり速く走った - The meeting ended pretty suddenly.
会議はかなり急に終わった
pretty は形容詞だけでなく、副詞の前にも置ける と覚えておくと便利です。
prettyを使うときの注意点
強く褒めたいときは、prettyより別の語が向くことがある
相手をしっかり褒めたい場面では、pretty だと少し控えめに聞こえることがあります。
たとえば、
- You did a great job.
- That was really good.
- You look beautiful.
- You look amazing.
のような表現のほうが、
はっきりした好意や賞賛 が伝わりやすいです。
一方で pretty は、
「ほどよく褒める」「自然に言う」 のに向いています。
prettyはカジュアル寄り
副詞の pretty は、ふだんの会話では自然ですが、
少しカジュアル寄り の語です。
フォーマルな英文で必ず避けるべきというほどではありませんが、
かたい文章では fairly / rather / quite / relatively などに置き換えたほうがしっくりくる場合もあります。
名詞の前にあるprettyは、まず形容詞かどうかを確認する
学習者が混乱しやすいのが、次のような形です。
- a pretty girl
この pretty は 形容詞 - a pretty good idea
この pretty は 副詞(good を修飾)
つまり、後ろに名詞が来ていても、その直前の語を見て判断する のがポイントです。
a pretty good idea は、
「pretty が idea を修飾している」のではなく、
good を修飾している と考えます。
prettyはこう覚えると使いやすい
pretty を一言で整理するなら、こうです。
形容詞の pretty
→ かわいい、きれい、すてき、感じがよい
副詞の pretty
→ かなり、けっこう、わりと、まあまあ
さらに、会話では次のセットで覚えると実用的です。
- pretty good
- pretty sure
- pretty soon
- pretty much
- pretty well
この5つを使えるようになるだけでも、英会話はかなり自然になります。
まとめ
pretty は「かわいい」だけの単語ではありません。
この記事のポイントをまとめると、次の通りです。
- 形容詞 では「かわいい」だけでなく、きれい・すてき・感じがよい の意味でも使う
- 副詞 では 「かなり・けっこう・わりと・まあまあ」 の意味になる
- very より少しやわらかい ニュアンスがある
- pretty good / pretty sure / pretty much は会話で特によく使う
- 強く褒めたいときは、pretty だと少し控えめに聞こえることがある
pretty を見たら、まず
「形容詞なのか、副詞なのか」
を判断してみてください。
そこがわかるだけで、英文の意味がぐっと取りやすくなります。
