「will be doing」は、未来のある時点で、その動作が進行中である様子を表す形です。
たとえば、
This time tomorrow, I will be flying to Osaka.
は、「明日の今ごろ、私は大阪へ向かって飛行機に乗っているでしょう」という意味になります。
大事なのは、未来のことをただ予想するのではなく、その時点の場面を切り取って描くことです。
未来進行形は難しそうに見えますが、最初に覚えるべきことは多くありません。
まずは、「未来のある時点で、ちょうど〜している」という感覚をつかめば十分です。
未来進行形の意味をひとことで言うと
未来進行形は、未来のある時点の途中にある動作を表します。
日本語にすると、次のような表現と相性がいいです。
- 明日の今ごろは〜している
- 8時には〜している
- あなたが着くころには〜している
- 来週のこの時間は〜している
逆に、未来進行形は「未来のことなら何でも使う形」ではありません。
たとえば、単に「明日勉強するつもりです」と言うだけなら、未来進行形よりも will や be going to のほうが自然なこともあります。
未来進行形は、未来の中のワンシーンを見せる表現だと考えるとわかりやすいです。
まずはこのイメージを持てばOK
| 表現 | 伝わること |
|---|---|
| will do | 未来にそうする・そうなる |
| will be doing | 未来のある時点で、その動作の最中にいる |
| be going to do | 前もって考えている予定・意図がある |
| am/is/are doing | 具体的に決まっている予定がある |
迷ったら、「未来の場面を描きたいかどうか」で考えると判断しやすくなります。
未来進行形の作り方
未来進行形の基本の形は、とてもシンプルです。
| 文の種類 | 形 |
|---|---|
| 肯定文 | 主語 + will be + 動詞ing |
| 否定文 | 主語 + will not be + 動詞ing |
| 疑問文 | Will + 主語 + be + 動詞ing ? |
肯定文の作り方
基本形は次のとおりです。
I will be studying at 8 p.m.
「私は午後8時には勉強しているでしょう」
She will be working tomorrow afternoon.
「彼女は明日の午後、働いているでしょう」
ここで大事なのは、at 8 p.m. や tomorrow afternoon のように、未来の時点がいっしょに置かれやすいことです。
否定文の作り方
否定文は will not be + 動詞ing です。
会話では won’t be がよく使われます。
I won’t be using my phone then.
「そのとき私はスマホを使っていないでしょう」
They will not be staying at the hotel tonight.
「彼らは今夜、そのホテルには泊まっていないでしょう」
疑問文の作り方
疑問文は Will + 主語 + be + 動詞ing ? です。
Will you be studying this evening?
「今夜、勉強している予定ですか」
What will she be doing at this time tomorrow?
「彼女は明日の今ごろ、何をしているでしょうか」
相手の予定やその時の状況をたずねるときにも使えます。
未来進行形が使われる場面
未来進行形は、主に次のような場面で使います。
1. 未来のある時点で進行中の動作を表す
これはいちばん基本の使い方です。
This time next week, I’ll be lying on the beach.
「来週の今ごろ、私は海辺でのんびりしているでしょう」
At 7 o’clock, we’ll be having dinner.
「7時には、私たちは夕食を食べているでしょう」
この使い方では、その未来の時点で何が進行しているかが中心になります。
2. その時点の前後にも続いている流れを表す
未来進行形は、ある一点だけでなく、その前後を含む流れも感じさせます。
たとえば、
I’ll be working at eight o’clock.
という文は、「8時ちょうどに働き始める」ではなく、8時の時点ではすでに働いていて、そのあともしばらく続いているイメージです。
つまり、未来進行形は「点」ではなく、途中にある線を表しやすい形です。
3. 予定や成り行きを、少しやわらかく伝える
未来進行形は、単なる進行中の動作だけでなく、予定や自然な流れの中で起こることをやわらかく表すこともあります。
I’ll be driving to work tomorrow.
「明日は車で通勤していることになるでしょう」
They’ll be coming to see us next week.
「来週、彼らは私たちに会いに来る予定です」
このような文では、「今その場で決めた」というより、すでに見えている流れや予定の中にある未来が感じられます。
will be doing と will do の違い
ここは、多くの人が迷いやすいポイントです。
will do は「未来にそうする・そうなる」
I’ll study at 8.
は、「8時に勉強する」「8時に勉強するつもりだ」という言い方です。
未来の行動そのものを、比較的ストレートに述べています。
will be doing は「その時点でしている最中」
I’ll be studying at 8.
は、「8時には勉強している最中です」という意味です。
同じ study を使っていても、伝わるイメージはかなり違います。
| 文 | ニュアンス |
|---|---|
| I’ll study at 8. | 8時に勉強するつもり・そうする |
| I’ll be studying at 8. | 8時には勉強中だろう |
違いをひとことで言うなら
- will do は、未来の行動や判断を述べる
- will be doing は、未来の場面を描く
この違いをつかむと、未来進行形が一気にわかりやすくなります。
will be doing と be going to、現在進行形の違い
未来を表す形は、未来進行形だけではありません。
特に比較されやすいのが be going to と 現在進行形 です。
be going to との違い
be going to は、前もって決めていた予定や意図を表しやすい形です。
I’m going to study tonight.
「今夜は勉強するつもりです」
これは、「そうするつもりだ」という気持ちが中心です。
一方で、
I’ll be studying tonight.
は、「今夜のある時点では勉強しているだろう」と、その時間帯の場面に意識が向いています。
現在進行形との違い
現在進行形で未来を表すときは、具体的に決まっている予定の感じが強くなります。
I’m meeting Ken at 7 tonight.
「今夜7時にケンと会う予定です」
これは、かなり具体的で、予定表に入っていそうな印象があります。
一方で、
I’ll be meeting Ken tonight.
は、「今夜ケンに会っていることになるよ」という、少しやわらかい言い方です。
3つを並べると違いが見えやすい
| 文 | 主な意味 |
|---|---|
| I’m going to study tonight. | 今夜勉強するつもりだ |
| I’m studying with my friend tonight. | 今夜、友人と勉強する予定が決まっている |
| I’ll be studying tonight. | 今夜は勉強している時間帯だろう |
このように、どれも未来を表せますが、見ているポイントが違うのです。
未来進行形でよく使う時間表現
未来進行形は、未来のある時点をはっきりさせると、とても自然になります。
よく使われるのは次のような表現です。
- this time tomorrow
- this time next week
- at 7 o’clock
- then
- when you arrive
- during the first week of July
- in three years’ time
例文で確認してみましょう。
This time tomorrow, I’ll be sleeping.
「明日の今ごろ、私は寝ているでしょう」
When you get home, we’ll be watching TV.
「あなたが家に着くころ、私たちはテレビを見ているでしょう」
In three years’ time, she’ll be studying medicine.
「3年後には、彼女は医学を学んでいるでしょう」
未来進行形は、「いつの時点の話か」が見えるほど理解しやすくなります。
未来進行形でよくある間違い
ここでは、初心者がつまずきやすい点をまとめます。
1. 単なる未来の予定を全部 will be doing にしてしまう
未来のことを言うからといって、何でも未来進行形にするわけではありません。
たとえば、
I’m going to clean my room tonight.
は、「今夜、部屋を掃除するつもりだ」という自然な文です。
ここで未来進行形を使うと、「今夜のある時点では掃除している最中」という別の見え方になります。
つまり、未来進行形は予定そのものより、予定の中の場面を見せる形です。
2. 完了する動作にも未来進行形を使ってしまう
未来進行形は「進行中」を表すので、終わっていることには向きません。
たとえば、「8時までには宿題を終えている」は、未来進行形ではなく未来完了形が自然です。
- × I’ll be finishing my homework by 8.
- ○ I’ll have finished my homework by 8.
「その時点で終わっている」のか、「その時点でまだ途中なのか」を分けて考えましょう。
3. will do との違いがあいまいなまま使う
次の2文は似ていますが、同じではありません。
- I’ll talk to him tomorrow.
- I’ll be talking to him tomorrow.
前者は「明日彼に話すよ」という未来の行動。
後者は「明日は彼と話している流れになるよ」という、やや状況描写寄りの言い方です。
細かい違いですが、この差がわかると表現がかなり自然になります。
迷ったときの選び方
どの未来表現を使うか迷ったら、次の基準で考えると整理しやすいです。
未来の場面を一枚の写真のように見せたいなら
will be doing を考えます。
- 明日の今ごろ何をしているか
- その時間には何の最中か
- 相手が来るころ、何をしているか
こうした発想なら、未来進行形がぴったりです。
未来のことを普通に述べたいなら
will do を使います。
- そうするつもり
- そうなるだろう
- その場で決めたこと
を言うときに向いています。
前もって決めた意図を言いたいなら
be going to が使いやすいです。
- 〜するつもり
- もうそのつもりでいる
という意味を出したいときに自然です。
予定がかなり具体的に決まっているなら
現在進行形 が候補になります。
- 誰と
- いつ
- どこで
まで見えている予定なら、現在進行形がよく使われます。
まとめ
未来進行形 will be doing は、未来のある時点で進行中の動作や状況を表す形です。
大事なポイントを最後に整理します。
- 形は will be + 動詞ing
- 意味は 未来のある時点でちょうど〜している
- will do よりも、未来の場面を描く感じが強い
- be going to は意図や予定、現在進行形 は具体的な予定に向きやすい
- 「完了していること」を言いたいなら、未来進行形ではなく未来完了形を考える
未来進行形を使いこなすコツは、文法用語を覚えることより、未来の中の一場面を思い浮かべることです。
「その時、何をしているところだろう?」
と考えながら英文を作ると、未来進行形はぐっと自然に使えるようになります。
