英語で「あとで」と言いたいとき、later と after のどちらを使えばいいのか迷う人は多いです。
どちらも日本語では「あとで」「後に」と訳せるため、同じように見えます。
ですが、実際には文の作り方も使う場面も違います。
先に結論を言うと、次のように覚えるとかなりスッキリします。
later:それだけで「あとで」と言いやすい
after:何のあとかを続けて言う語
たとえば、
- I’ll call you later.
- I’ll call you after work.
- I’ll call you after I get home.
この3つはどれも自然ですが、使い方は同じではありません。
この記事では、later / after の違いを初心者向けにわかりやすく整理します。
あわせて、混同しやすい in との違い、会話でそのまま使える例文、よくあるミスまでまとめて解説します。
later / after の違いをまず一言で整理
まずは、いちばん大事な違いを表で確認しましょう。
| 表現 | 基本イメージ | 形 | 例 |
|---|---|---|---|
| later | あとで、後になって | 単独で使いやすい | I’ll do it later. |
| after | 〜のあとで | 名詞や文を続ける | after lunch / after I finish work |
つまり、使い分けの軸はとてもシンプルです。
「あとで」と単独で言いたいなら later
「何のあとか」を言いたいなら after
この違いをつかむだけで、かなりのミスを防げます。
3秒で判断するコツ
迷ったら、次の順で考えてください。
① 何のあとかを言っている?
→ 言っているなら after
② 何のあとかは言わず、漠然と「あとで」と言いたい?
→ later
③ 「今から3日後」のように“今”を基準にしたい?
→ in three days などを使う
この3つを区別できると、英語がかなり自然になります。
later の意味と使い方
later は、会話でとてもよく使う「あとで」です。
とくに、単独で使いやすいのが大きな特徴です。
later は単独で「あとで」と言える
いちばん基本の形はこれです。
- I’ll call you later.
- あとで電話するね
- See you later.
- またあとでね
- Let’s talk about it later.
- そのことはあとで話そう
このように、later の後ろに何かを必ず置く必要はありません。
ここが after との大きな違いです。
「今はしないけれど、少し先でやる」という、ふわっとした未来を表すのに向いています。
数字をつけると「その〜後」
later は、時間の長さと一緒にもよく使います。
- two days later
- その2日後
- three years later
- その3年後
- a few minutes later
- その数分後
例文で見るとわかりやすいです。
- We met in college, and two years later we got married.
- 私たちは大学で出会い、その2年後に結婚した
- He left the room. A few minutes later, he came back.
- 彼は部屋を出た。数分後、戻ってきた
この形は、すでに出ている時点を基準にして、その後の出来事を述べるときによく使われます。
later on もよく使う
later on は、later とほぼ同じ感覚で使える表現です。
- I’ll check it later on.
- あとで確認します
- We can discuss that later on.
- その件はあとで話し合えます
later より少しやわらかく聞こえることもありますが、まずは
later = 基本形
later on = 似た表現
として覚えれば十分です。
after の意味と使い方
after は「〜のあとで」「〜したあとで」という意味です。
later と違って、後ろに続く内容が必要になることが多いです。
after + 名詞で「〜のあとで」
もっとも基本なのは、after + 名詞 の形です。
- after lunch
- 昼食のあとで
- after school
- 放課後に
- after work
- 仕事のあとで
- after the meeting
- 会議のあとで
例文を見てみましょう。
- I’ll call you after work.
- 仕事のあとで電話するね
- Let’s meet after lunch.
- 昼食のあとで会おう
- She went shopping after class.
- 彼女は授業のあとで買い物に行った
このように、何のあとかがはっきりあるときに after を使います。
after + 主語 + 動詞で「〜したあとで」
after は、文を続けることもできます。
- after I finish my homework
- 宿題を終えたあとで
- after we get home
- 私たちが帰宅したあとで
- after she graduated
- 彼女が卒業したあとで
例文はこちらです。
- I’ll watch TV after I finish my homework.
- 宿題を終えたあとでテレビを見る
- We went out after it stopped raining.
- 雨がやんだあとで私たちは出かけた
- She called me after she arrived.
- 彼女は到着したあとで私に電話をくれた
この形は、出来事Aのあとに出来事Bが起こるという順番をはっきり示したいときに便利です。
文頭でも使える
after で始める文もよく使います。
- After I got home, I took a shower.
- 家に帰ったあとでシャワーを浴びた
- After the meeting, we had coffee.
- 会議のあとで私たちはコーヒーを飲んだ
文頭に出しても意味は同じです。
ただし、文頭に置くと「まず何が起きたか」を先に見せるので、流れが整理されて読みやすくなります。
later / after / in の違いまでセットで覚える
later と after を覚えるとき、in も一緒に整理すると混乱しにくくなります。
日本人が特につまずきやすいのは、「今から2日後」の言い方です。
「今から〜後」は in が基本
たとえば「2日後に会おう」は、ふつう次のように言います。
- Let’s meet in two days.
- 2日後に会おう
ここで later を使って
- Let’s meet two days later.
と言うと、何を基準にした2日後なのかが文脈に必要になります。
単独では少し不自然になりやすいです。
3つの違いを表で整理
| 言いたいこと | 自然な英語 |
|---|---|
| あとで電話する | I’ll call you later. |
| 会議のあとで電話する | I’ll call you after the meeting. |
| 家に帰ったあとで電話する | I’ll call you after I get home. |
| その2日後にまた会った | We met again two days later. |
| 今から2日後に会おう | Let’s meet in two days. |
この表を頭に入れておくと、かなり実用的です。
「今から2日後」と「その2日後」は別物
ここは大事なので、はっきり分けて覚えましょう。
今から2日後
→ in two days
ある出来事の2日後
→ two days later
たとえば、
- I’m busy now, but I’ll be free in two days.
- 今は忙しいけど、2日後には空いているよ
- We arrived on Monday. Two days later, we left again.
- 私たちは月曜に着いた。その2日後にまた出発した
この違いを知らないと、「あとで」は言えても、時間感覚が英語らしくならないことがあります。
later / after が迷いやすいポイント
ここでは、つまずきやすい点を絞って整理します。
later のあとに名詞はそのまま置けない
これはよくあるミスです。
❌ I’ll call you later the meeting.
✅ I’ll call you later.
✅ I’ll call you after the meeting.
later は単独で使うのが基本です。
後ろに「会議」などをそのまま続けることはできません。
after は「何のあとか」が必要
after は、単独の「あとで」として使うより、何のあとかを示す語です。
- after dinner
- after class
- after I finish work
この形を意識すると、later との違いがかなり明確になります。
未来のことでも、after の節では will を使わないのが普通
これも大事なポイントです。
❌ I’ll call you after I will get home.
✅ I’ll call you after I get home.
日本語だと「帰ったあとで電話する」と未来のことなので will を入れたくなります。
ですが、英語では after / when / before などの時間を表す節では、未来のことでも現在形を使うのが基本です。
このルールを知らないと、文法的に不自然な文になりやすいので注意しましょう。
after だけで「あとで」と言えるの?
結論から言うと、after が副詞として使われることはあります。
ただ、日常的には later や afterward(s) のほうが自然です。
そのため、学習の初期段階では
- 漠然と「あとで」→ later
- 「〜のあとで」→ after
と整理しておくほうが安全です。
later / after の違いがわかる例文集
ここでは、意味の違いが見えやすいように例文を並べます。
1. 漠然と「あとで」
- I’m busy now. I’ll help you later.
- 今は忙しいから、あとで手伝うよ
この later は、何のあとかは言っていないのがポイントです。
2. 会議のあとで
- I’ll talk to you after the meeting.
- 会議のあとで話します
ここでは the meeting があるので after が自然です。
3. 帰宅したあとで
- I’ll cook dinner after I get home.
- 帰宅したあとで夕食を作ります
「帰宅する」という出来事のあとを表しているので after を使います。
4. その数分後
- He apologized a few minutes later.
- 彼は数分後に謝った
ある時点のあとに起きたことを、時間の経過として見せています。
5. 別れのあいさつ
- See you later.
- またね
- Talk to you later.
- またあとで話そう
この later は、会話で非常によく使います。
「またあとで」「またね」に近い感覚で覚えておくと便利です。
later / after のよくある間違い
ここでは、実際にやりがちなミスをまとめておきます。
間違い1:「あとで」を全部 after で言おうとする
❌ I’ll do it after.
△ 文脈によってはありえるが、学習者には不安定
✅ I’ll do it later.
「とりあえずあとでやる」と言いたいなら、まずは later を選ぶのが安全です。
間違い2:「〜のあとで」を later で言おうとする
❌ later dinner
❌ later I get home
✅ after dinner
✅ after I get home
later の後ろに“基準になる名詞や文”はそのまま続けにくいと覚えておきましょう。
間違い3:「今から3日後」を later にする
❌ I’ll see you three days later.
✅ I’ll see you in three days.
文脈の中で基準点がすでにあるなら three days later は使えます。
でも、今この瞬間を基準に言うなら in three days のほうが自然です。
間違い4:after の節で will を使う
❌ After I will finish this, I’ll go out.
✅ After I finish this, I’ll go out.
このミスはかなり多いです。
時間の順序を表す節では、未来のことでも現在形を使うと覚えておきましょう。
later / after を自然に使うための覚え方
ここまで読んでも、会話になると迷うことがあります。
そんなときは、次の覚え方がおすすめです。
later は「単独のあとで」
later = それだけで置ける
- call you later
- see you later
- do it later
まずはこの感覚を体に入れましょう。
after は「何かのあと」
after = 後ろに“基準”が来る
- after lunch
- after work
- after I finish this
「何のあと?」という問いに答えられるなら、after を選びやすいです。
迷ったらこの形で言えば大きく外しにくい
✅ あとでね → See you later.
✅ 仕事のあとで → after work
✅ 宿題のあとで → after my homework / after I finish my homework
✅ 今から3日後 → in three days
✅ その3日後 → three days later
このセットで覚えると、実際の会話でかなり使えます。
later / after の違いに関するよくある質問
later と after は入れ替えできますか?
いつでも入れ替えできるわけではありません。
理由は、文法上の役割が違うからです。
- later は単独で使いやすい
- after は後ろに名詞や節を取る
そのため、意味が近く見えても、同じ場所にそのまま置けるとは限りません。
See you after. はだめですか?
絶対に不可能とは言えませんが、普通の別れのあいさつとしては不自然です。
ふつうは See you later. を使います。
after that は later と同じですか?
似る場面はありますが、完全に同じではありません。
- later
→ 漠然と「あとで」 - after that
→ 「そのあとで」と、前に出た内容を受ける
たとえば、
- I’ll explain it later.
- あとで説明するね
- First we’ll eat, and after that we’ll go out.
- まず食事をして、そのあとで出かける
このように、after that は順序がよりはっきり見える表現です。
later / after の違い まとめ
later と after の違いは、次のように整理すると覚えやすいです。
later
- 単独で「あとで」と言いやすい
- 例:I’ll do it later.
- 時間の長さと組み合わせて「その〜後」にもなる
例:two days later
after
- 「〜のあとで」と、基準を続けて言う
- 例:after lunch / after work / after I get home
- 出来事の順序をはっきり示すのに向いている
そして、もうひとつ大切なのがこれです。
今から〜後
→ in two days / in ten minutes
つまり、実用上は次の3つを区別できれば十分です。
- later:あとで
- after:〜のあとで
- in:今から〜後に
まずは次の3文を、そのまま口に出せるようにしてみてください。
- I’ll call you later.
- I’ll call you after work.
- I’ll call you after I get home.
この3つが自然に使い分けられるようになると、「あとで」を英語で言う感覚がかなり安定してきます。
