beside / besides 違い|スペルが似ている英語を混同しないコツ

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結論:まずはこの2つだけ覚えれば大丈夫

beside は、基本的に 「〜のそばに・〜の隣に」 です。
位置関係を表す語だと考えると、かなり迷いにくくなります。

besides は、基本的に 「〜に加えて」「そのうえ」 です。
何かを付け足すときに使う語だと考えると整理しやすいです。

つまり、いちばん大事な区別は次のとおりです。

スクロールできます
単語コアイメージよくある訳
beside横にある〜のそばに、〜の隣に
besides追加する〜に加えて、そのうえ、ほかに

迷ったら、まずはこの1問で判断してください。

「場所の話」なら beside
「追加の話」なら besides

このルールだけでも、かなりの誤用を防げます。

beside の意味と使い方

beside は「〜のそばに」「〜の隣に」

beside は、何かが何かの横にあることを表します。

例文を見てみましょう。

  • The chair is beside the window.
    その椅子は窓のそばにあります。
  • She sat beside me.
    彼女は私の隣に座りました。
  • Put your bag beside the desk.
    机の横にバッグを置いてください。

ここでは、人や物の位置関係が中心です。
そのため、beside は next to に近い感覚で理解すると覚えやすくなります。

beside は「〜と比べると」という意味でも使われる

beside には、位置だけでなく、比較のニュアンスが出ることもあります。

  • My problems seem small beside hers.
    彼女の問題と比べると、私の悩みは小さく思えます。
  • The old model looks weak beside the new one.
    新しいモデルと比べると、その旧型は見劣りします。

この用法は、初心者のうちは見落としやすいポイントです。
ただし、まずは 「beside=横」 を先に固め、そのあとで 「比較」 の意味もあると覚えると混乱しません。

beside は前置詞なので、後ろには名詞相当の語が来る

beside の後ろには、基本的に名詞・代名詞・名詞句が来ます。

  • beside me
  • beside the house
  • beside the river

つまり、beside 単体で「そのうえ」のように文をつなぐことはできません。

❌ I was tired. Beside, I went home early.
これは不自然です。

この場合に必要なのは besides です。

besides の意味と使い方

besides は「〜に加えて」

besides は、何かにさらに付け足すときに使えます。

  • Besides English, he speaks Spanish.
    英語に加えて、彼はスペイン語を話します。
  • Besides homework, I had to prepare for the test.
    宿題に加えて、私はテストの準備もしなければなりませんでした。
  • Who was there besides Tom?
    トムのほかに、誰がそこにいましたか。

この用法では、Aに加えてBもある という感覚です。

besides は「そのうえ」「さらに」

besides は、文全体にもうひとつ理由や情報を足すこともできます。

  • I don’t want to go out. Besides, it’s raining.
    外出したくありません。そのうえ、雨も降っています。
  • She is kind. Besides, she is very reliable.
    彼女は親切です。そのうえ、とても頼りになります。
  • We should leave now. Besides, it’s getting dark.
    もう出発したほうがいいです。そのうえ、暗くなってきています。

この besides は、会話でも文章でもよく見かけます。
「追加コメントを入れる語」 と考えるとわかりやすいです。

besides は「〜のほかに」「〜以外に」という感覚になることもある

文脈によっては、besides は 「〜のほかに」「〜以外に」 に近い意味になります。

  • Nobody besides me knew the answer.
    私以外、その答えを知っている人はいませんでした。
  • Do you have any plans besides that?
    それ以外に何か予定はありますか。

ここは日本語に引っ張られやすい部分です。
「加える」という基本イメージから、“それを含めて他にもあるか” と広がっていると考えると理解しやすいです。

beside / besides の違いを一発で見分けるコツ

コツ1:side が見えたら「横」を疑う

beSIDE には side が入っています。
この形から、横・そば・隣 を連想すると覚えやすいです。

  • beside the bed
  • beside my friend
  • beside the road

「位置」を言っているなら、まず beside を疑いましょう。

コツ2:s が1つ多い besides は「追加がある」と覚える

besides は、beside に s が1つ増えています。
この “1つ増えた感じ” を、情報が追加される感覚 と結びつけると覚えやすくなります。

  • besides math
  • besides you
  • Besides, I’m busy.

もちろんこれは覚え方のコツですが、実際の使い分けにもかなり役立ちます。

コツ3:日本語で「さらに」と言いたくなったら besides を疑う

日本語に直したときに、

  • そのうえ
  • さらに
  • 〜に加えて
  • ほかに

が自然なら、besides の可能性が高いです。

反対に、

  • そばに
  • 隣に
  • 横に

が自然なら、beside の可能性が高いです。

よくある間違いと注意点

「besides the point」ではなく「beside the point」

とてもよくある混同がこれです。

beside the point
besides the point

beside the point は、
「論点から外れている」「今そこは重要ではない」
という意味の決まり表現です。

例文はこちらです。

  • That may be true, but it’s beside the point.
    それは本当かもしれませんが、今の論点とはずれています。

この表現は、意味だけでなく形ごと覚えるのがおすすめです。
単語単位で考えるより、フレーズで覚えたほうがミスしにくくなります。

beside は「文をつなぐ語」としては使わない

次のように書いてしまう人は多いです。

❌ I’m tired. Beside, I have a lot of work.

これは Besides にする必要があります。

✅ I’m tired. Besides, I have a lot of work.

理由はシンプルで、
beside は位置・比較の前置詞
besides は追加情報を足せる語
だからです。

beside と next to はかなり近いが、完全に同じだと思い込まない

学習の入口では、beside を next to に近い語として覚えて大丈夫です。
ただし、beside には比較や慣用表現もあるため、いつでも全部置き換えられると決めつけないほうが安全です。

たとえば、

  • beside the point
  • beside oneself
  • small beside hers

のような表現は、単純に next to に置き換えて考えないほうが自然です。

beside / besides を例文でまとめて確認

beside の例文

  • The lamp is beside the sofa.
    ランプはソファの横にあります。
  • He stood beside his mother.
    彼は母親の隣に立っていました。
  • My achievements look tiny beside yours.
    あなたの実績と比べると、私の成果は小さく見えます。

besides の例文

  • Besides coffee, we also sell tea.
    コーヒーに加えて、私たちは紅茶も売っています。
  • Who besides your brother knows this?
    あなたの兄弟のほかに、これを知っているのは誰ですか。
  • I don’t want to buy it. Besides, it’s too expensive.
    それを買いたくありません。そのうえ、高すぎます。

見比べると違いがはっきりする例

  • She sat beside me.
    彼女は私の隣に座りました。
  • Besides me, two other people were waiting.
    私のほかに、2人が待っていました。

たった1文字の違いですが、意味はかなり変わります。
前者は位置、後者は追加です。

混同しないためのミニチェックリスト

書く前に、次の3つを確認してください。

場所・位置を言いたい?
→ beside

「〜に加えて」「さらに」と言いたい?
→ besides

“the point” の前に置く?
→ beside the point

この3つだけでも、実用上かなり強いです。

テストで確認してみよう

次の空欄に beside / besides のどちらが入るか考えてみてください。

問題

  1. Please sit _ me.
  2. _ English, she can speak Korean.
  3. I don’t want to go. _, I’m busy.
  4. The issue of price is _ the point.
  5. My house looks small _ theirs.

解答

  1. beside
  2. Besides
  3. Besides
  4. beside
  5. beside

解説

1は位置なので beside。
2は「英語に加えて」なので Besides。
3は「そのうえ」で追加情報なので Besides。
4は決まり表現なので beside the point。
5は「〜と比べると」なので beside です。

まとめ

beside と besides は、スペルがとてもよく似ています。
ですが、意味の中心ははっきり分かれています。

beside = 横・そば・比較
besides = 追加・そのうえ・ほかに

迷ったら、次のように考えてください。

「場所なら beside」
「追加なら besides」

さらに、よくあるミスとして
beside the point
をセットで覚えておくと、実践でかなり役立ちます。

1文字違うだけの語ほど、最初に整理しておくとあとが楽です。
今回の2語は、意味の芯を短くつかむこと が混同を防ぐいちばんの近道です。

この記事を書いた人

英語表現の意味・違い・使い分け、英語例文・英語メール・会話フレーズ、英会話のコツ・勉強法、英検・TOEIC・TOEFLの対策方法、英語学習アプリ・オンライン英会話・英語コーチングなどの情報を発信しています。
自身の英語学習経験と、教材・学習サービスの利用経験をもとに、初心者にもわかりやすく、実際に役立つ情報を重視して記事を作成しています。記事は辞書・公式情報・教材情報などを確認し、必要に応じて内容を更新しています。

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