「during と while は、どちらも『〜の間』でしょ?」と思っていると、英作文で意外とつまずきます。
実はこの2つは、意味が大きく違うというより、後ろに置ける形が違うのがポイントです。
ここを押さえるだけで、かなり迷いにくくなります。
この記事では、初心者にもわかるように
- during と while の基本の違い
- それぞれの自然な使い方
- よくある間違い
- for / when との違い
- 迷ったときの見分け方
を、例文つきでわかりやすく整理します。
読む前よりも、「この文なら during」「この形なら while」と判断できる状態を目指しましょう。
during / while の違いを先に結論
まずは最重要ポイントをひと目で確認しましょう。
| 語 | 品詞 | 後ろに来るもの | 基本イメージ | 例 |
|---|---|---|---|---|
| during | 前置詞 | 名詞・名詞句 | ある期間・出来事の中で | during the meeting |
| while | 接続詞 | 主語 + 動詞のある文 | 〜している間に | while I was eating |
つまり、いちばん大事なのは次の見分け方です。
名詞なら during、文なら while。
たとえば、
- during class
- during the summer vacation
- during my stay in Tokyo
のように、後ろが名詞のかたまりなら during が自然です。
一方で、
- while I was studying
- while she was cooking
- while we were talking
のように、後ろに 主語 + 動詞 が続くなら while を使います。
このルールだけでも、多くのミスは防げます。
during の使い方
during は「期間・出来事」を表す名詞の前で使う
during は、ある期間や出来事の中で何かが起こることを表します。
たとえば次のような形です。
- during class
- during the meeting
- during the summer
- during the night
- during my trip
- during his stay in Osaka
例文を見てみましょう。
- I fell asleep during the movie.
映画の間に寝てしまいました。 - She got a phone call during the meeting.
彼女は会議中に電話を受けました。 - We met many people during our trip.
私たちは旅行中にたくさんの人に会いました。
ここでの during は、「その期間全体の中で」「その出来事が行われている間に」という感覚です。
during は「長さ」を言う語と相性がよくない
ここは見落としやすいポイントです。
during は「いつ起こったか」という期間の中の位置を表しやすい語で、時間の長さそのものを言うときには、ふつう for を使います。
たとえば、
- × I lived there during three years.
- ○ I lived there for three years.
となります。
three years / two hours / a week のように、「どれくらいの長さか」を言いたいときは、まず for を考えるとミスしにくくなります。
during のあとに動詞は置けない
日本人学習者がよくやりやすいのが、この形です。
- × during I was sleeping
- × during studying
- × during wait for the bus
during は前置詞なので、基本的に後ろには名詞が必要です。
そのため、「〜している間に」と動作を文で言いたいなら、while を使います。
直すとこうなります。
- ○ while I was sleeping
- ○ while studying
- ○ while I was waiting for the bus
「動きのある内容を書きたいのに during を使っている」と感じたら、一度 while に切り替えてみると自然になります。
while の使い方
while は「主語 + 動詞」をつなぐ
while は接続詞なので、後ろに文が続きます。
- while I was cooking
- while he was driving
- while they were talking
- while we were waiting
例文を見てみましょう。
- I listened to music while I was studying.
勉強している間、音楽を聴いていました。 - She called me while I was taking a shower.
私がシャワーを浴びている間に、彼女が電話してきました。 - We talked while we were walking.
私たちは歩きながら話しました。
while は、2つの出来事が同時に進んでいる感じを出しやすいのが特徴です。
while は「〜しながら」に近い感覚でも使える
日本語の「〜している間」だけでなく、「〜しながら」と訳すとしっくりくることも多いです。
- He fell asleep while watching TV.
彼はテレビを見ている間に寝てしまった。
→ テレビを見ながら寝てしまった。 - She studied English while working full-time.
彼女はフルタイムで働きながら英語を勉強した。
このように、同じ主語の内容なら、while の後ろが少しコンパクトになることがあります。
while + -ing の形もよく使う
while の後ろでは、場合によっては主語や be 動詞が省略されて、
- while waiting
- while traveling
- while staying in Kyoto
のような形になります。
たとえば、
- while I was staying in Kyoto
- while staying in Kyoto
は、意味が近い形としてよく使われます。
ただし、この形は主語が前の文と同じだとわかるときに使うのが基本です。
初心者のうちは、まず while + 主語 + 動詞 をしっかり作れれば十分です。
during と while はどう言い換えられる?
この2つは、そのまま置き換えられないこともありますが、表現を作り替えれば近い意味にできることがよくあります。
例1
- I visited Kyoto during my stay in Japan.
- I visited Kyoto while I was staying in Japan.
どちらも「日本に滞在している間に京都を訪れた」に近い意味です。
違うのは形です。
- during + my stay in Japan
名詞中心の表現 - while + I was staying in Japan
文で説明する表現
例2
- She checked her email during the meeting.
- She checked her email while the meeting was going on.
これもほぼ同じ場面を表せます。
ただし、後者は少し描写的で、「会議が進行しているその最中に」という感じが出ます。
例3
- We talked during dinner.
- We talked while we were having dinner.
こちらも自然な言い換えです。
英作文では、名詞でまとめるなら during、動作を見せるなら while と考えると使い分けやすくなります。
よくある間違いと直し方
ここは実践で特に大事です。
間違えやすい文を、そのまま直せるようにしておきましょう。
| 不自然な形 | 自然な形 | ポイント |
|---|---|---|
| during I was studying | while I was studying | during の後ろに文は置けない |
| during studying | while studying | 動作を表すなら while が基本 |
| during three hours | for three hours | 長さは for を使う |
| while the summer vacation | during the summer vacation | while の後ろには文が必要 |
| while my trip | during my trip | 名詞なら during |
この表だけ覚えておくだけでも、作文ミスがかなり減ります。
during と while の違いを感覚でつかむコツ
文法用語だけで覚えると、使う場面で迷いやすいことがあります。
そんなときは、次のようにイメージすると覚えやすいです。
during は「箱」のイメージ
during は、ある期間という箱の中で起きたことを表すイメージです。
- during the class
- during the game
- during the winter
「授業という箱の中」「試合という箱の中」「冬という期間の中」で何かが起きる、と考えると自然です。
while は「2本の動きが並ぶ」イメージ
while は、2つの動きが同時に進んでいるイメージです。
- while I was cooking, he was setting the table
- while she was sleeping, the phone rang
「Aしている間にB」という流れが見えやすいのが while です。
for / when との違いも整理しておこう
during と while がわかってきたら、あわせて for と when も整理しておくと混乱しにくくなります。
for との違い
for は、長さを言う語です。
- for two hours
- for a week
- for ten years
例文:
- I studied English for two hours.
2時間英語を勉強しました。
一方、during は「その期間の中で」という言い方です。
- I studied English during the summer vacation.
夏休みの間に英語を勉強しました。
つまり、
- for = どれくらい長く
- during = いつの期間の中で
という違いです。
when との違い
when は「〜するとき」「〜したとき」と、ある時点を広く表せます。
while は「〜している間」と、ある程度続いている時間を感じさせやすい語です。
比べてみましょう。
- I met her when I was in Tokyo.
東京にいたとき彼女に会った。 - I met her while I was staying in Tokyo.
東京に滞在している間に彼女に会った。
どちらも使える場面はありますが、while のほうが「滞在という継続中の時間」が見えやすくなります。
迷ったときの判断ステップ
英作文のときは、次の順番で考えると決めやすいです。
1. 後ろに来るのは名詞? それとも文?
- 名詞なら during
- 文なら while
まずはこれでかなり決まります。
2. 言いたいのは「期間の中」? それとも「同時進行」?
- 期間の中の出来事をまとめたい → during
- 何かしている最中の動作を見せたい → while
3. 長さを言っていないか確認する
- two hours
- three days
- ten years
のような長さなら、during ではなく for が自然です。
すぐ使える例文集
最後に、そのまま会話や英作文で使いやすい例文をまとめます。
during を使う例文
- I stayed quiet during the exam.
試験中は静かにしていました。 - We took many photos during the trip.
旅行中にたくさん写真を撮りました。 - He got sick during the winter.
彼は冬の間に体調を崩しました。 - She learned a lot during her internship.
彼女はインターン期間中に多くのことを学びました。
while を使う例文
- I cleaned the kitchen while my brother was studying.
弟が勉強している間に、私はキッチンを掃除しました。 - She called me while I was eating lunch.
私が昼食を食べている間に、彼女が電話してきました。 - He hurt his leg while playing soccer.
彼はサッカーをしている間に足を痛めました。 - We listened to music while driving.
私たちは運転しながら音楽を聴きました。
まとめ
during と while の違いは、難しく見えても、軸はとてもシンプルです。
during は名詞につなぐ。 while は文につなぐ。
この1本のルールをまず覚えてください。
さらに整理すると、次のようになります。
- during:期間・出来事の中で
- while:〜している間に、同時進行で
- for:どれくらいの長さか
- when:いつか、そのとき
英語では、「意味が似ている語」ほど、後ろの形の違いが大事です。
during / while も、意味だけで覚えるより、後ろに何を置くかで覚えたほうが、実際に使える知識になります。
英作文で迷ったら、最後にこう確認してみてください。
後ろは名詞? それとも文?
このチェックができれば、during と while の使い分けで迷う場面はかなり減ります。
